Case Review

TikTok AI編集システム「TikTokディレクター」紹介と導入検討

September 1, 2026 — 16:55
2026年9月1日 16:55  レビュー
南舘 ・ 吉田 ・ 上杉
Executive Summary抄録

本会議では、上杉氏と吉田氏より開発中のTikTok AI編集システム「TikTokディレクター」のデモンストレーションが行われました。同システムはプロフィール設定から競合リサーチ、企画・台本作成、AIによる動画編集、そして投稿後のデータ分析・改善提案まで、TikTok運用における撮影以外の全工程をAIで自動化するものです。南舘氏は現在の運用コストと比較し、システムに高い関心を示し、トライアルではなく本アカウントでの利用を決定しました。今後はLINE連携やLステップ連携など、ビジネスKPIに直結する機能拡張の重要性が議論され、システム維持の競争優位性についても意見交換が行われました。

Key Metrics主要指標
45分
会議時間
3人
参加者数
8件
主要議題数
2件
決定事項数
5件
アクションアイテム数
Agenda議題
I.

AIによるTikTok動画編集システム「TikTokディレクター」の概要

  • 上杉: 南舘様がAIに詳しいことから、以前話せなかった開発中のAIシステムについて共有する目的で会議が設定されました。
  • 上杉: このシステムはTikTokのSNS運用において、撮影以外の部分を全てAIで処理できるもので、プロトタイプが実用段階に入ったため、情報共有と導入を提案します。
  • 吉田: 「TikTokディレクター」という名称で、ユーザーインターフェースの裏側では様々なAIが複合的に動いています。
  • 吉田: 撮影以外のTikTok運用全般(コンセプト作成、リサーチ、企画・台本作成、撮影、編集、投稿)を包括的にサポートするシステムです。
II.

プロフィール設定とアカウントコンセプト作成機能

  • 吉田: アカウントのコンセプト設定機能により、会社の名前、サービス内容、TikTokでのターゲット、ポジション設計、プロフィール文などを入力・作成できます。
  • 吉田: AIとチャット形式で壁打ちしながら作成が可能で、AIが生成した内容をシステムに直接反映でき、手動での修正も自由に行えます。
  • 吉田: 声の口調トーン、一人称、言い回し、NG表現(例: 医療系における特定の表現禁止)など、細かい設定が可能です。
  • 吉田: 事前資料を読み込ませることで、AIがその資料を元に台本を作成することもできます。
III.

競合リサーチ機能とTikTok API連携の優位性

  • 吉田: システムがTikTokと直接連携し、TikTok上の動画データを直接取得できる機能です。
  • 吉田: キーワード、ハッシュタグ、ジャンル、競合アカウント指定などで動画を検索し、直近何日間のデータや指標数を取得できます。
  • 吉田: 検索結果からは、各動画のフック、制作テクニック、改善案、勝因、競合比較などの詳細な分析データが得られます。
  • 吉田: 良い動画は「コレクションに追加」して自社データベースに蓄積でき、AIがこれを参考に学習し、台本作成に活用します。
  • 吉田: 競合アカウント登録により、普段の投稿に比べてコメント数や再生数が多い動画を「異常値検知」として特定できます。
  • 吉田: 定期実行機能により、条件に合致する動画をAIが毎日自動で収集します。
  • 吉田: 一般的なAIではアクセスできない、TikTokがビジネス向けに一部企業に承認しているAPIを使用しているため、詳細なデータ取得が可能となっています。
IV.

企画・台本作成機能

  • 吉田: 企画作成には「動画シリーズ」(動画コンセプトやフォーマット設定)と「台本作成」の2段階があります。
  • 吉田: 動画シリーズでは「歯医者あるある」のようなコンセプトを決め、ターゲット層、得られる情報、動画のタイプ(共感型ショート)、制作テクニックなどをAIが生成します。
  • 吉田: 作成された企画を元に、AIが台本の案を生成します。例えば「歯医者さん、口を開けたまま質問されるあるある」といった具体的な台本が提示されます。
  • 吉田: 台本は尺の長さ、顔出しの有無、スタイル(患者と医師の掛け合い型など)、冒頭・終わり方、撮影環境などの設定を反映できます。
  • 吉田: 生成された台本は手動で修正したり、AIに修正を依頼したりすることが可能です。Word形式でダウンロードして社内共有もできます。
  • 吉田: 絵コンテ作成機能もありますが、現状は精度が低く、今後の機能拡張を予定しています。
  • 南舘: AIと会話しながら動画を編集・作成するようなモードも面白いのではないかと提案しました。
  • 吉田: 過去にAIと喋る企画を実際に携帯でやりながら作った経験があり、システム内でそれが可能になれば便利だと述べました。
V.

AIによる動画編集機能と自動最適化

  • 吉田: 撮影した素材をAIが編集する機能があり、まずAIが自動で文字起こしを行い、字幕として表示します。
  • 吉田: 編集構成(結論先出し型、問題提起解決型、事例紹介型など)を選択できます。
  • 吉田: AIショート機能で動画を生成すると、元動画(例: 3分弱)がTikTokに適した短い尺(例: 59秒)に自動で編集されます。
  • 南舘: 編集にどのAIを使用しているか質問し、吉田氏はClaudeとChatGPTを内容によって使い分けていると回答しました。
  • 吉田: 生成された字幕は誤字脱字の修正が可能です。効果音の自動挿入も一定程度可能で、今後機能を強化する予定です。
  • 吉田: 今後「実況編集」機能を強化予定で、動画再生中に停止し、指示を出すことでカットや強調をワンクリックで行えるようになると説明しました。
  • 吉田: TikTokのテロップ隠れゾーンを考慮し、アラート表示や安全な位置への自動移動機能が備わっています。
VI.

投稿後のデータ分析と改善提案

  • 吉田: 自社アカウントと連携し、投稿後の結果レポート(フォロワー増加数、再生数、平均再生数、伸びた動画数など)を出力します。
  • 吉田: レポートには、要点、分析(伸びた動画・伸びなかった動画)、制作価値の振り返り、競合リサーチに基づく改善提案、次のアクションなどの情報が含まれます。
  • 吉田: AIはこのレポート内容を学習し、ユーザー専用のシステムとして精度を高めていきます。
  • 南舘: リンククリック率や滞在時間、視聴時間などの詳細なアナリティクスを重視し、それらを元に「当たった動画」をさらに作り変えていくような機能の必要性を述べました。
  • 吉田: 現在、最初の2秒の維持率などは取得できるものの、プロフィールクリック率やLINE誘導に関する詳細データはTikTokビジネススイートのAPIが必要で、今後のアップデートで対応予定だと説明しました。
VII.

ビジネスKPIとLステップ連携の重要性

  • 南舘: TikTokの再生数だけでなく、最終的なKPIは「LINE登録から契約に繋がるか」にあると強調しました。
  • 南舘: SNSは「見せかけ」でしかなく、契約に繋がるペルソナや属性を深く掘り下げていくことが売上向上に繋がると述べました。
  • 吉田: TikTokからの誘導先は公式LINEが多いため、公式LINEとの連携機能を今後追加予定で、これにより流入数などの数字取得が可能になると説明しました。
  • 南舘: LステップやEn(エン)などの詳細なステップ分析ツールとの連携を提案しました。Lステップは内部での動きを詳細に追跡できるため、動画のどの要素がLステップでの進捗に影響したかを分析できると指摘しました。
  • 吉田: Lステップの外部システム連携APIが昨年か今年に追加されたため、技術的には連携可能であり、今後のシステム改修で対応を検討すると述べました。
VIII.

料金体系と代理店制度

  • 上杉: 既存のフルフル運用依頼では1本4〜5万円かかっていたが、このシステムを使えば10万円以下に抑えられると説明しました。
  • 南舘: 現在、制作会社には1本8,000円〜10,000円(素材・台本提供の場合)または2〜3万円(台本作成から依頼の場合)で、月に4〜6本、5人分で月額約60万円依頼していると述べました。
  • 上杉: システムの料金は1アカウント月額98,000円で、10〜15本の動画作成が可能(クレジットベース)です。
  • 吉田: トライアルアカウントは14日間で100クレジット、本アカウントは98,000円で4,400クレジット(上杉氏からは44,000クレジットの可能性も示唆されましたが、吉田氏は4,400クレジットと再度確認しました)。リサーチで200-300クレジット、動画作成で50クレジット程度消費します。
  • 上杉: 複数アカウント契約の場合、2アカウント目は78,000円、3アカウント目以降は49,800円に割引されると説明しました。
  • 南舘: トライアルではなく、すぐに本アカウントでの利用を希望しました。
  • 上杉: 代理店制度も開始しており、参入コストは不要で、販売実績に応じて報酬を得られるモデルを構築中だと説明しました。現行の98,000円はモニター価格であり、今後もアップデートを重ねていく予定です。
Decision決定
南舘氏がTikTok AI編集システムの本アカウント契約を希望。
Action Items実行事項
TaskAssigneeDue
南舘様とのLINEグループを作成する。 上杉 —
南舘様へTikTok AI編集システム「TikTokディレクター」の本アカウント契約書を含む案内をLINEグループで送付する。 上杉 今週末まで
南舘様へTikTok AI編集システム「TikTokディレクター」の本アカウントを付与する。 吉田 今週末まで
南舘様のシステム利用説明とフォローアップのための打ち合わせ日程を調整する(南舘様がシステムを触る時間を考慮し、1週間程度開けてから)。 吉田 —
TikTok AI編集システム「TikTokディレクター」を利用し、フィードバックや要望を上杉氏・吉田氏に提供する。 南舘 継続的
Quotations発言録
すごいですね。はい、数字とか持ってこれるリサーチ、難しいなって思ってたので。
— 南舘
実際の最終的なKPIはやっぱりこうLINEまで繋げたい。LINEして契約するっていうところまでにコミットするような設計になってるとめちゃめちゃいいと思うんですよ。
— 南舘
もう撮影日には勝手に次の台本が出来上がってるぐらいが一番理想系ですよね。
— 南舘
まだやっぱりこのサービスの優位性が。いつまでこう賞味期限あるかみたいなのも多分めちゃめちゃあれで。先読みとかも多分こういうのめっちゃ作ってて、多分結構ガンガンやっていってるし。
— 南舘
Marginalia余録
Business · ビジネス

南舘氏の現在のTikTok運用状況とコスト

吉田氏がTikTok運用経験を尋ねた流れで、南舘氏が自身の現状について説明しました。
  • 南舘: 自身でもTikTok運用経験があり、現在はTikTok制作会社に制作(台本作成、編集)を依頼しています。
  • 南舘: 質問者役を立てて、素人目線の質問に答える形式の動画も制作しているとのことです。
  • 南舘: 現在、月額約60万円で5人分のTikTok動画(月に4〜6本)を制作会社に依頼していると述べました。
Idea · アイデア

成果報酬型課金モデルの可能性

料金体系の話の最中、南舘氏が別の課金モデルに言及しました。
  • 南舘: 「キンボクと僕と私と株式会社」という会社が、再生数や「いいね」数に応じてクライアントに請求する成果報酬型の課金方式を採用している事例に言及しました。
  • 南舘: 月額料金を安くし、バズった分だけ成果報酬を払うモデルも面白いが、このシステムでは追跡が複雑になるとも指摘しました。
Business · ビジネス

AIツールの優位性の維持と競合

代理店制度の話から、システムの持続的な競争優位性についての議論になりました。
  • 南舘: このサービスの優位性や賞味期限がいつまで続くかという懸念を表明しました。
  • 南舘: 「口コミ365」というGoogleマップ関連のAIツールが、競合の出現により失速した事例を挙げ、業界地図が数ヶ月〜半年でガラッと変わる可能性を指摘しました。
  • 南舘: システムの「コアエンジン」や「アップデートの仕方」、「プロンプトの質」といった維持力が重要であり、非常に熾烈な戦いになると予想しました。
  • 南舘: 個人でCodexやClaudeを使って動画編集・投稿を試しているが、制作会社の「人の手」が入った方がきめ細かいと認識しつつも、実際に「回るか」「契約に繋がるか」は異なると述べました。
  • 南舘: 情報戦の時代において、人間の感性、冷徹な数字追跡、そして「来店予約まで繋がる」データに基づいたペルソナ分析と自動制作サイクルが強いと述べました。
  • 南舘: API従量課金ではなく、ローカルのサブスクリプションで動くシステムになればコスパが良いかもしれないと私見を述べました。
  • 上杉: 現時点ではまだ優位性があると見ており、模索しながら進めていると述べました。
Network · 人脈

福水さんとの人脈とビジネス

会議終了間際に南舘氏が吉田氏に福水さんとの関係を尋ねたことで、この話題が出ました。
  • 南舘: 福水さんが吉田氏の知り合いか尋ね、福水さんが南舘氏のクリニックのセミナーに来る予定があること、採用活動も行っていることを伝えました。
  • 吉田: 福水さんとはビジネスコミュニティで知り合い、LINEの設計・構築を手伝うなど仲良くしていると述べました。
  • 南舘: 福水さんを「天才」と称賛し、大きな会社に成長できると期待を述べました。
  • 吉田: 福水さんが1,500万円の契約(採用関連)を取ったと喜びを語っていたことを共有しました。
  • 吉田: 福水さんが「人を雇うのは苦手」「一人でできる限界値を頑張る」と話していたことを共有しました。
Archives記録資料
# TikTok # AI編集 # SNS運用 # 動画制作 # コスト削減 # データ分析 # Lステップ連携 # 代理店制度