Proceedings

顎変形症手術・術前矯正計画打ち合わせ

September 16, 2026 — 19:05
2026年9月16日 19:05  打ち合わせ
森中和子 ・ 小野田 ・ 南舘
Executive Summary抄録

本会議では、2027年8月13日に予定されている顎変形症手術の術前矯正計画と手術プランについて、森中先生、小野田先生、南舘先生の間で詳細な打ち合わせが行われました。患者の都合により術前矯正後にオペを実施する方針が確認され、InLiteを用いた手術シミュレーション機能の具体的な活用方法が共有されました。特に、矯正医が作成するSTLデータとInLiteとの連携による術後咬合予測とスプリント作成のプロセス、および術前矯正の進め方(ワイヤーからインビザラインへの移行)について専門的な議論が交わされました。また、患者への避妊用ピル服用中止の指示や、大学病院での初回受診方法、森中先生の手術見学・患者説明同行についても合意され、11月頃を目途に術前矯正シミュレーションの進捗を確認するための再打ち合わせが計画されました。

Key Metrics主要指標
60分
会議時間
3名
参加者数
7個
主要議題数
6個
決定事項数
7個
アクションアイテム数
Agenda議題
I.

顎変形症手術の基本方針と日程

  • 森中和子: 南舘先生からサージェリーファーストの提案もあったが、患者がすぐにオペ日程(1年後)が取れず、術前矯正後にオペを行う方針になったと説明。オペ時の接触点が多い方が安定すると考えており、患者は自費治療に同意済みである。
  • 小野田: この方針で良いと同意した。
  • 森中和子: オペ日程は2027年8月12日に入院、8月13日にオペ、8月17日か18日に退院を希望している。
  • 小野田: 通常は下顎固定をそれなりにするが、今回はそこまでしなくて良いため、急ぐ人なら8月17日、18日には退院可能だと説明した。
Decision決定
患者の都合により、術前矯正後にオペを実施する方針を決定。2027年8月13日にオペ、12日入院、17-18日退院を目標とする。
II.

手術時間とオペ体制・見学について

  • 森中和子: 8月13日のオペ時間について質問。二例目の午後からのオペは何時頃から開始されるのかを尋ねた。
  • 小野田: 一例目の終わり次第だが、通常13時半~14時頃から始まることが多いと説明。オペは18時前には終わりたいと考えている。問題なく進めば3時間半程度、通常は4時間程度で終わることが多いと述べた。
  • 小野田: 持続吸引チューブ(ドレーン)は16日の朝に抜去する予定。
  • 小野田: 倉原先生や森山くんといった経験豊富な先生と一緒なら3時間半程度で終わるが、若い先生とだと4時間半程度かかることもあると説明した。機材も発達しているため手術時間は短縮傾向にある。
  • 森中和子: オペの見学を希望し、小野田先生は快諾した。
Decision決定
8月13日のオペは13時半~14時頃開始、18時前終了を目標とする。森中先生のオペ見学を許可した。
III.

手術シミュレーションソフトウェア(InLite)の機能紹介

  • 小野田: InLiteの画面を共有し、CTからセファロを取り、骨の切除箇所を決定するプロセスを説明。患者が左下がりのカントを有し、目からの距離も違うことを示した。
  • 小野田: パソコン上で咬合のイメージを作る方法を説明。手術シミュレーション機能では、現在の状態から左右の上顎カントを合わせるシミュレーションを行う。例として、上顎カントが3mmある状態から、動かして左右が一緒になるように調整する工程を実演した。
  • 小野田: 軟組織(顔)のイメージも術前と術後で比較できる機能を紹介。
  • 小野田: 移動距離の算出機能(例: 左第一大臼歯を3.7mm上げる、3mm下げるなど)や、側面からの移動も可能であることを示した。セファロ分析の数値も参考に動かせる。
  • 小野田: 最終的に移動距離を確定し、インターミディエートスプリントの作成ができることを説明した。
  • 森中和子: InLiteが患者の歯並びが悪い状態を再現し、先生がシミュレーションで移動した不正咬合も再現されることに驚きを示した。
  • 小野田: 現在のCTでの咬合を再現していること、下顎の位置に対して上顎をどう動かすべきかを正確に示していることを補足した。
Decision決定
InLiteの活用により、術前の骨格・軟組織シミュレーション、詳細な移動距離算出、スプリント作成が可能であることを確認した。
IV.

術後咬合予測とSTLデータ連携

  • 小野田: 最終的に術後に噛ませたい咬合データをSTLで読み込むことで、ファイナルスプリントも作成できると説明。InLiteの「オクルージョンキャスト」機能で矯正医が送ったファイナル咬合データを選べると解説した。
  • 森中和子: インビザラインを契約しないとセットアップ後のSTLデータが出ないのかと疑問を呈した。
  • 南舘: セットアップ後のSTLデータはインビザライン契約がなくても書き出し可能であり、上下の噛み合わせのSTLを送ればInLiteで読み込んで再現できると補足。インビザラインのクリンチェック上で咬合を作り、それをSTLで書き出す方法も説明した。
  • 森中和子: 下顎のスプリントもInLiteで作れるか質問した。
  • 南舘: InLiteでも作れるが、インビザラインから書き出したSTLをもとに自前で作ることも可能であり、矯正医が作る咬合データが重要だと説明した。
  • 小野田: 矯正の進捗に合わせてSTLデータを提供してもらい、手術時にファイナルを作る。手術直前で最後に読み込むことで、歯の動きに合わせて最終的なスプリントを作ると説明した。
Decision決定
矯正医が作成した最終咬合のSTLデータをInLiteに読み込むことで、術後の咬合予測に基づいたスプリント作成が可能。手術直前にも最終的なSTLデータを用いてスプリントを作成する。
V.

術前矯正の具体的な進め方と歯の軸に関する考慮

  • 森中和子: 患者の上顎6番の捻転が激しいため、5番抜歯後、ワイヤーで6番の捻転を取り、途中からインビザラインに切り替える計画を説明。患者が最初からマウスピース装着に自信がないため、この方針を検討していると述べた。
  • 南舘: 上顎6番の捻転修正について、「これはむずいっすね」とコメント。スペースクローズまでワイヤーでやった方が良い可能性を指摘し、前歯が下がる可能性があるため、上顎も切って少し前に出す必要性を示唆した。
  • 小野田: 前後的な位置は5mm以上は動かせないが、ある程度の調整は可能だと説明した。
  • 森中和子: アンカー(TADs)は必要だろうと認識。前歯があまり下がらないようにするが、最終的に骨格でベストな位置に動かしてもらえるなら、それはダブルで保険になると考えていると述べた。
  • 南舘: オペ前にスペースクローズが完了していなくても問題ないと述べた。
  • 南舘: 単純なレベリングだけではなく、3Dセットアップでシミュレーションし、それがオペの移動範囲に収まっているか確認すべきと助言。臼歯のロス量や前歯の後退量も考慮に入れる必要があると強調した。
  • 南舘: 骨を見ながらプランニングすることが重要であり、歯の並びがデジタルコンペンセーションされている現状では、術前矯正にはなり得ないとの森中先生の認識を肯定した。
  • 南舘: ワイヤーでも太いワイヤーを使えば、歯の軸を垂直に保ちながらのレベリングが可能だと補足した。
Decision決定
上顎6番の捻転修正とスペースクローズは、ワイヤー矯正から開始し、必要に応じてインビザラインへ移行する。術前矯正のゴールがオペの移動範囲に収まるか、3Dセットアップでのシミュレーションを必須とする。オペ前にスペースクローズが完了していなくても問題ない。
VI.

術前検査と患者への最終指示

  • 森中和子: 術前検査のベストな時期について質問した。
  • 小野田: 心電図などの一般検査は手術の1ヶ月前がベスト。直結は貧血を避けるため、3週間から1ヶ月前までに行うべきだと説明した。歯のスキャンはもっと直前でも大丈夫である。
  • 小野田: 患者には避妊用ピルの服用を1ヶ月以上前に中止するよう伝えること。直前まで服用していると手術が延期になるリスクがあるため、これは重要な注意事項であると強調した。
  • 森中和子: 患者の大学病院への初回受診はいつがベストか質問した。
  • 小野田: 患者が来れるタイミングでいつでも良い。忙しければ手術前の検査時でも良いが、一度見せてくれた方が助かると述べた。
  • 森中和子: 患者が大学病院の口腔外科に直接電話して初診の予約を取り、小野田先生宛ての紹介状を持参するよう指示することを提案。資料を見ながら1時間程度で手術方法の説明が可能だと聞いた。
  • 森中和子: 患者の初回受診時に自身も同行し、説明を聞きたいと希望。小野田先生は快諾した。
Decision決定
術前検査(心電図、直結など)は手術の1ヶ月前までに実施。患者には避妊用ピルの手術1ヶ月前までの服用中止を必須で伝える。患者の大学病院初診時には森中先生も同行し、小野田先生から直接説明を受けることになった。
VII.

術前矯正シミュレーションの進め方と今後の打ち合わせスケジュール

  • 南舘: 一旦3Dセットアップでシミュレーションを行い、「何もしないでレベリングしたらここに歯が動くだろう」という予測を立て、それがオペの移動範囲内に入っているか確認すべきだと再度強調。臼歯のロス量や前歯の後退量も考慮に入れる必要があると述べた。
  • 森中和子: 単純にレベリングした場合のイメージを先に作っておく重要性を理解した。
  • 小野田: 歯の並びによっては上下的な位置は大丈夫でも、咬合がめっちゃ下がるケースがあるため、0ヶ月後のシミュレーションをした方が良いと助言した。
  • 森中和子: 術前矯正のシミュレーションについて、まず南舘先生に相談しながら調整し、南舘先生が見た上で、その後小野田先生にデータ(モデル)を送って打ち合わせをする流れを確認した。
  • 南舘: そのモデル作成は2〜3ヶ月後、小野田先生との再打ち合わせは11月頃を目処にすると提案した。
  • 森中和子: 11月頃をめどにもう一度小野田先生との打ち合わせを依頼した。
Decision決定
術前矯正のシミュレーションは、まず森中先生が南舘先生と連携してモデルを作成し、その内容を南舘先生が確認後、約2〜3ヶ月後(11月頃)に小野田先生へデータを送り、再度打ち合わせを行うことで合意。シミュレーションでは、レベリング後の予測咬合がオペの移動範囲内にあるか、また咬合平面が下がらないかを確認する。
Action Items実行事項
TaskAssigneeDue
患者に対し、手術1ヶ月前までの避妊用ピルの服用中止を伝える。 森中和子 未定(患者へ伝える時期)
患者に対し、小野田先生宛の紹介状を持参して大学病院口腔外科に初診予約するよう指示する。 森中和子 未定(患者の都合による)
患者の大学病院初診時に同行し、手術に関する説明を聞く。 森中和子 未定(患者の予約日による)
術前矯正のシミュレーション(3Dセットアップ)を作成する(南舘先生と連携)。 森中和子 約2〜3ヶ月後(11月頃)まで
森中先生が作成した術前矯正シミュレーションモデルを確認する。 南舘 約2〜3ヶ月後(11月頃)まで
作成・確認済みの術前矯正シミュレーションデータを小野田先生に送り、再打ち合わせを調整する。 森中和子 11月頃
2027年8月13日の顎変形症オペを見学する。 森中和子 2027年8月13日
Quotations発言録
カントはあるままの方があの劇的に治せる。
— 小野田
めっちゃ便利ですね。
— 南舘
ピル。あの避妊用のピルですね。あれ一ヶ月以上前にやめとかないと全部の手術ができないんですよ。
— 小野田
デジタルだからいいことだと思います。
— 南舘
Marginalia余録
Technology · 技術

Zoomの画面共有設定の確認

会議冒頭で南舘先生の入室を待つ間に、画面共有ができない問題が発生した。
  • 小野田: 画面共有しようとした際、「ホストが無効にしました」と表示されたことを伝えた。
  • 森中和子: 南舘先生が入室しないと画面共有ができないことを確認した。
  • 南舘: 入室後、画面共有が可能な状態になったことを伝えた。
Note · 雑談

小野田先生の多忙ぶりへの言及

会議冒頭の挨拶と軽い雑談の中で、森中先生が小野田先生の活躍ぶりを称賛した。
  • 森中和子: 小野田先生の体調を気遣いつつ、「先生すごい。マジでバリバリ来っとるんですね。やばー。」と、その多忙さや活躍ぶりを称賛した。
Business · ビジネス

森中先生の口腔外科見学意欲

患者の大学病院初診への同行の話題から、森中先生が手術見学にも意欲を示した。
  • 森中和子: 森山先生にオペ日を聞いて、自身の診療を休めそうな日を調整していたことを明かした。
  • 森中和子: 患者の説明を聞く際にも行きたいが、オペ見学も希望していると伝えた。
Note · その他

会議の録画について

会議終了前の確認事項として、録画の有無が話題になった。
  • 森中和子: 「今日録画してあります」と確認した。
  • 南舘: 「あります。はい、また今日来てますので。」と返答した。
Archives記録資料
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