Proceedings

開咬患者の症例検討と治療計画シミュレーション依頼

September 16, 2026 — 19:58
2026年9月16日 19:58  技術相談
南舘 ・ 小野田
Executive Summary抄録

本会議では、Zoom接続後、開咬および下顎ハイアングルを呈する海外患者の症例検討が行われました。主訴である「口を閉じやすくしたい」という要望に対し、南舘先生は前歯交代だけでは不十分との懸念を示し、小野田先生は下顔面高の短縮とオートローテーションの有効性を強調しました。抜歯をせず、上顎を上げつつ後方に下げることで、臼歯関係のII級改善やオトガイの前方移動も期待できると議論されました。最終的に、南舘先生が患者のCTおよびSTLデータを提供し、小野田先生がそれに基づいた術後シミュレーションプランを作成することで合意に至りました。

Key Metrics主要指標
10分
会議時間
2名
参加者数
6個
主要議題数
1個
決定事項数
2個
アクションアイテム数
Agenda議題
I.

患者の主訴と現状診断

  • 南舘: 海外の患者で「口を閉じやすくしたい」という主訴があることを説明しました。
  • 南舘: 診断としては、開咬で下顎のハイアングル傾向があることを伝えました。
  • 小野田: 患者にはガミースマイルも見られることを指摘しました。本人が気にしているかは不明とのことです。
II.

口唇の閉じやすさ改善のための治療方針検討

  • 南舘: 前歯交代だけでは劇的に閉じやすさは改善しないのではないかという懸念を表明しました。
  • 南舘: 上顎の回転(前方回転ではないが、浮かせ上に移動させるイメージ)による改善の可能性について言及しました。
  • 小野田: 下顔面高の長さが短くなれば、口唇が閉じやすくなるとの見解を示しました。
III.

オートローテーションによる顎顔面骨格の変化

  • 小野田: 歯を抜かずに、上顎を約3mm上げつつ後方に下げる方針を提案しました。
  • 小野田: 全体的なオートローテーションにより、前歯部が臼歯部よりも約1mm多く上がる(例: 臼歯部2mm、前歯部3mm上がる)イメージで、歯軸がわずかに倒れることを説明しました。
  • 南舘: 上顎を一律にインパクションするのではなく、咬合平面を回転させるように、前歯部インパクションと臼歯部をわずかに出す移動を行うイメージで理解しました。
IV.

上顎骨切りの精度と顎関節部への配慮

  • 南舘: 前歯と臼歯のインパクションに1mm程度の差を設けることが、口唇の閉じやすさに大きな影響を与えるのか質問しました。
  • 小野田: 1mm程度の差であれば問題なく、0.何ミリレベルの調整は可能であると回答しました。
  • 小野田: 上顎の骨切りにおいて、下顎と顎関節部を意識し、オートローテーション後にしっかり噛めるようにすることが最も重要であると強調しました。
V.

臼歯関係(II級)の改善とオトガイの変化

  • 南舘: 患者の臼歯関係がII級(右側がII級エンドオン、左側がチョイII級4分の1程度)であることを伝えました。
  • 小野田: 臼歯関係も改善できるよう、全体を上方に上げつつ後方に下げる方針で、II級も改善できると述べました。
  • 小野田: オートローテーションにより、オトガイが少し前方に移動するため、患者が寂しいと感じているオトガイの改善にもつながると示唆しました。
VI.

術後シミュレーションプランの作成依頼

  • 南舘: 患者に治療後のイメージを簡単にでも見せたいという要望があるため、術後のシミュレーションプラン作成を小野田先生に依頼しました。
  • 南舘: 依頼の際には、CTデータ(骨データ)と、臼歯関係を改善した後の咬合状態を示すSTLデータを送付する旨を伝えました。
  • 小野田: シミュレーションプラン作成を快諾しました。
Decision決定
南舘から小野田へCTおよびSTLデータを送付し、小野田がシミュレーションプランを作成することで合意
Action Items実行事項
TaskAssigneeDue
患者のCTデータ(骨データ)と、臼歯関係の改善を考慮した術後の咬合状態を示すSTLデータを小野田先生へ送付する。 南舘 —
南舘から送付されたCTデータおよびSTLデータに基づき、口唇の閉じやすさ改善、咬合平面の回転、オートローテーション、オトガイの変化などを考慮した術後シミュレーションプランを作成する。 小野田 —
Quotations発言録
下顔面高の長さが、はい、短くなったら絶対閉じやすくなると思います。
— 小野田
むしろ、でもそこ1mmでそんな差が出るんだったら、やっぱりこれ上顎の骨切りってめっちゃ正確にやらないと。ですって感じなんですね。
— 南舘
せっかくオートローテーションすると、ちょっとオトガイも前に出るから。
— 小野田
Marginalia余録
Technology · 技術

Zoom接続時のトラブル

会議開始時にZoomへの接続に若干の時間がかかりました。
  • 南舘: 既存のZoomリンクと新しいリンクが混在してしまい、接続に手間取ったことを説明しました。
  • 南舘: LINEからの「Zoomミーティングに参加する」ボタンで接続を試みていることを確認しました。
  • 小野田: 無事に接続できたことを報告し、お互いに感謝を述べました。
Archives記録資料
# 開咬 # 下顎ハイアングル # オートローテーション # ガミースマイル # 咬合平面 # 上顎骨切り # 術後シミュレーション # 歯科矯正 # 症例検討